カテゴリ:稔り Hervest( 20 )

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今年2011年は稔りがいいようで、あちこちでたわわな実を見かける。葉が落ちて蒼穹の空、幹の黒、柿色と、3色が揃うと、日本の秋も深まるなあという感懐を覚える。日本の秋の原風景のようなものだが、意外や、弥生時代以降に桃や梅、杏子などとともに栽培種が大陸から伝来し、果実収穫を目的とした植栽がおこなわれたのは鎌倉時代あたりかららしい。うまく立体視できる人には、かなり奥行き感がはっきりして見えるだろう。
2011年10月25日、西多摩で撮影。
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マタタビ科マタタビ属のつる性植物。シラクチヅルとも。本州中部以北では比較的標高の高い山間部に自生する。北海道ではコクワとも呼ばれる果実は熟すと甘く柔らかく、香りも素晴らしくジャムにすると美味。未熟の堅い緑のものは果実酒に。九州から琉球弧にかけてこのサルナシより実が大きく短い毛のはえるシマサルナシがあって、こちらのほうが中国南部が原産でニュージーランドで品種改良、栽培されているキウイフルーツに近い。しゃしんのような具合にぶら下がって稔る熟した実を摘んで、皮をつまんでつるりと口中に放り込んで食べる仕合わせは、まるで猿にでもなったようで日本の山里の秋の最高の楽しみのひとつだ。
2011年9月11日、山梨県で撮影。
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スチューベン種のブドウが稔りつつある。まだせいぜいパチンコ玉よりひとまわり大きいくらい。収穫は2ヵ月後。
2011年7月17日、山梨県で撮影。
ちなみに4週間前の花の様子は↓こんな具合。
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クルミ科クルミ属の落葉高木。初夏に雌雄の花をつけ、写真のように7〜8月に実が充実してくる。食用になるのは堅い殻の中の仁と呼ぶ部分。ニンゲンは堅い殻を割るのに最低限、石などの道具に頼らなければならないが、ネズミやリスたちはいとも容易に割って見事にきれいに食べる。かれらの大切な越冬食を少しだけいただいて、ニンゲンは舌を楽しませるのだ。ちなみに堅い殻はスタッドレスタイヤの素材に用いられているのは周知の話かな。
2011年7月、山梨県で撮影。
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バラ科キイチゴ属の落葉低木。春に白い花を咲かせ、梅雨のいまごろオレンジ色の実を稔らせる。甘さはさほどではないが、森のデザートと呼ぼう。2011年7月3日、山梨県で撮影。
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